「締め八分
」
闇に消ゆ夜叉の痩せ着や薪能
焙炉師や茶の蒸し具合湯気で知る
締め八分緩めの二分や茅の輪成る
竹林の吐く息激し竹落葉
羽抜鶏裸で卵抱きゐたり
水面に花の刺繍やスイレン花
陽の鏝が焦げ色濃くす小麦畑
高らかに面決まる音夏来る
風足の走る疾さや麦畑
噴水や滝の真逆を噴き上がる