俳人協会三重県支部懇親吟行会
 
 石井いさお 特選 秋の潮水平線より散光す 城  明子
 石井いさお 特選 帆影なき誓子海岸鰡跳ねる 西岡せつ子
 山中 悦子 特選 散りながら花盛りなり萩に風 佐野 弓子
 金津やよい 特選 捨て舟の底に蟋蟀誓子浜 松本 愛子
 金津やよい 特選 歌ひ継ぐ誓子の園歌草は実に 西岡せつ子
 福田 容子 特選 歌ひ継ぐ誓子の園歌草は実に 西岡せつ子
 古川 和子 特選 小紋彫錐の緊張秋灯下 石井 洋子
 三ツ矢龍美 特選 渾身の錐彫り無限涼新た 水谷 洋子
 森下 充子 特選 秋の潮水平線より散光す 城  明子
       
  第101回 俳句協会 秋季大会  
    
   応募句  
 文学協議会賞 点滴の落つる窓越し遠花火 尾崎眞理子
 俳句協会賞  闇に浮く畦に千の灯虫送り 平野 淑子
 西田 誠 特選 点滴の落つる窓越し遠花火     尾崎眞理子
 上田 幸子 特選 点滴の落つる窓越し遠花火 尾崎眞理子
 石井いさお 特選 虚心てふ暁光に開く蓮の花 福田  正
 石井いさお 特選 降るほどや星座結べぬ星月夜 澄   己
 福山 良子 特選 遺品箱に吸殻一つ原爆忌 谷口 悦子
 坂口 緑志 特選 鳥総立て御樋代木伐る木曽の夏 西岡せつ子
 岡島 千秋 特選 闇に浮く畦に千の灯虫送り       平野 淑子
   当日句  
 三重県知事賞 合歓の花眠ればゆるむ児の拳   いりやま勝英
 文学協議会賞 合歓の花眠ればゆるむ児の拳   いりやま勝英
 俳句協会賞 不揃ひの光差し込む秋簾 梅枝あゆみ
 俳句協会賞 鵜の動き素早く捉ふ手縄かな 水谷 洋子
 西田 誠 特選 合歓の花眠ればゆるむ児の拳    いりやま勝英
 西田 誠 特選 鶺鴒の尾に夕風のつのり来る 赤塚 靖子
 石井いさお 特選 不揃ひの光差し込む秋簾 梅枝あゆみ
 福山 良子 特選 祭獅子脱ぎて漢の匂ひ立つ いりやま勝英
 坂口 緑志 特選 御塩焼く杜の静寂やちちろ鳴く 西岡せつ子
 水野 悦子 特選 落鮎の始まる川に水奔る 村田 郁夫
 森田 高司 特選 木犀の匂ひの傘の開きけり 加藤美江子
 水野 さとし 特選 鵜の動き素早く捉ふ手縄かな 水谷 洋子
 水野 さとし 特選 走る子と心で走る運動会 石井いさお
 坂中 徳子 特選 目を通すことなき蔵書暮の秋 武田 巨子
       
  守武祭  
   応募句  
 顕彰会長賞  女らに焚火を残し出漁す 佐藤三千子
 名村早智子 特選  女らに焚火を残し出漁す 佐藤三千子
 谷口 智行 特選  女らに焚火を残し出漁す 佐藤三千子
 石井いさお 特選 更衣してより違ふ風の過ぐ 佐藤三千子
 平賀 節代 特選 貝風鈴水平線の空に吊る いりやま勝英
    当日句  
 石井いさお 地賞 火鑚りして御饌を拵ふ豊の秋 西岡せつ子
 平賀 節代 天賞 神像に出会ふご縁や守武忌 戸塚香寿美
 平賀 節代 地賞 衛士も着る空調服や秋暑し 山本 孝子
 前田 典子 天賞 神像に出会ふご縁や守武忌 戸塚香寿美
 前田 典子 地賞 重なれる願掛けわらぢ秋湿 梅枝あゆみ
 谷口 智行 天賞 古殿地に小さき覆屋ちちろ鳴く 西岡せつ子
       
  第60回子規顕彰全国俳句大会  
   応募句  
 片山由美子 特選    崩るるは息吐き尽くし白牡丹  水野 悦子
       
   俳人協会全国大会  
 南 うみを 特選 寒の海泳ぎ切つたる瞳かな  水谷 洋子
       
   ねんりんピック岐阜2025  
  募集句  
 石井いさお 特選 終点は雲のまだ先登山バス  伊藤かおり
正賞 雲ひとつ主峰の肩に山開き  平野  透
  正賞 一村を膨らますごと柿若葉  松本 愛子
    当日句     
 大堀 武直 特選 行く秋や句碑に一杓自噴水  松本 愛子
 加古 宗也 正賞  行く秋や句碑に一杓自噴水   松本 愛子