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  第66回 ミニ吟行 四日市南部丘陵公園一帯   参加者 90名
   
  「概評」                        石井いさお 
     小春日和に恵まれ気持ちのよい吟行となった。やはり吟行はいいなあと
    改めて思った。90名と積極的な参加を嬉しく思ったが、季語や視界がや
    狭いのが今後の課題であろう。

  石井いさお主宰 選   
  特選  立冬や大地と(いつ)に木の実句碑  水野 悦子
      句碑がすっかり地と馴染んだことを深く詠んでいる。
  大地と一にという見方が深いからだ。 
     
  特選  蔓あけび古代紫ぼかし垂る  石井 洋子
      句碑の傍に棚があり通草が実っている。 古代紫という表現が
  歴史と 気品を感じさせ句碑を称えている。
     
  特選  一天に冬日を返す句碑の文字  武田 巨子
      句碑そのものを詠んだ句は多かったが、この句が一番無理なく
  詠んでいた。 冬日を返す文字が輝いてくる。 

  梅枝あゆみ 選    
  特選  鶏鳴の次々と和し冬ぬくし  小林たみ子
  特選  喧騒と静寂分かつ冬木立  西岡佐和子
  特選  走り根に集まる木の実杣の道  玉置 伸子

  水野 悦子 選     
  特選  初冬の日に照り映ゆるいさお句碑  西尾 泰一
  特選  丘陵に木の実落ち継ぎいのち継ぐ  尾崎恵美子
  特選  師の句碑に触れて千草の中にゐる  松葉ツヤ子
 
 クリスマスローズ