古田遊歩道


         


  紫光窯より少し西に登り、北に曲がって、草餅「えぼし」に出るまでの道端や林には春秋ともに植物群が多い。 カタクリはその種を蟻が運び散らし8年たたないと花を持たぬと云われている。 それだけに人が愛し珍重がられている。 古田遊歩道付近一帯には他にも種々の花の群落が見られた。 最近数を減じた山百合は薬師山正源寺跡にも密生していた。 ショウジョウバカマ、キンポウゲ、ミヤマキケマン、イカリソウ、カンアオイ、イワガミ、ネコメクサ、チゴユリアキノキリンソウ、イチリンソウ、リンドウ、の群生は見事なものである。 時には金蘭銀蘭、春蘭を見つけることもあり、まさに植物の宝庫である。 近年谷あいの山田一帯にソバを栽培し、ソバの手作りがはじまった。 古田「ほうすけクラブ」の皆さんを先達にソバ打ちを実施、製造したのを商品化したり、小学生の郷土研究の授業の一端にも取り入れた。 また、近くには炭焼き窯も残っていて、火鉢やコンロの愛好者のため細々と煙をあげている。

参考:炭出し体験