篠立の風穴

          


  この篠立の風穴と言う洞窟は、今から数十万年前に出来たと言われております。
  この全長は、落盤した所までが280m、一部2階が90mあります。
  昔から、滋賀県の河内の風穴まで続いていると考えられていました。 それを示す一つの証拠として、河内の風穴で発見されたウエノホラケヤスデと言うのが、ここの篠立の風穴でも発見されました。
  ここに生息している暗黒の生物は、約80種類あります。 その中で、皆さん方が一番知ってみえるのが、蝙蝠の仲間でキクガシラコウモリというのがあります。 その蝙蝠に30年間バンディングと言う印をつけて、ここから放したその蝙蝠が何と、300kmも遠くまで移動していたと言う報告が帰ってきております。


               洞内に生息する蝙蝠                 現存する鍾乳石と石筍
       

 昭和52年に三重県の天然記念物に指定され、現在は立ち入りが厳しく制限されています。
 また、世界でこの風穴にしか生息していない「シノダチメクラチビゴミムシ」がいます。

       風穴見学の様子

       どうくつたんけんたい