森の学校    



番外編 平成21年 8月9日 山村留学体験家族と昆虫観察会



 「わーい! おったぞー!!」 暗い森の中で子供たちの声が響きます。

今回の活動は、立田小学校のPTA組織「立田小学校を守る会」主催で都会の家族を招待した一泊二日の「山村留学体験」の中で、「早朝の昆虫観察会」を森の学校が担当しました。

早朝4時半に小学校に集合し、古田の森の中で「昆虫観察会」を行いました。
事前の準備として、昆虫(勿論メインターゲットはカブト虫とクワガタ虫です)を集めるために、バナナに蜂蜜や焼酎を混ぜた餌を多数木々に仕掛けたり、紫外線を出すブラックライトを用意しました。

夜中の突然の雨と発電機のエンジントラブルため、残念ながらブラックライトは役に立ちませんでしたが、仕掛けた餌が威力を発揮したようです。


参加人数: 山村留学体験家族  5家族(子ども 10人 、 保護者 9人)
        PTAのサポーター及び森の学校スタッフ  10人



早朝午前4時半に集合し、スタッフからカブト虫の取り方の説明を受けています。

夜行性のカブト虫をGetするにはまだ夜が明けないうちから行動しなければなりません。
しかし今夏は梅雨明けが遅かったのと昨夜の雨の影響ではたして昆虫の姿を確認できるでしょうか?

森の中で昆虫採集中の状況です。

体験留学の子供たちは全員自然の森の中での昆虫採取は初体験だそうです。

ヤマヒルに気を付けながら、たとえ見つけられなくても貴重な体験になったと思います。


なんと! 事前にクヌギの木に仕掛けておいた餌にカブト虫が来てくれていました。

デパートで買ったモノでなく自然の中で自ら採取したカブト虫はきっと子供たちの自慢の宝物になるでしょう。

「私ねぇ 森の中でカブト虫採ったのヨ!」って都会へ帰っても友達に自慢できます。

周りの森も明るくなった頃、「昆虫観察会」は終了しました。

自ら採取した昆虫は全部持って帰って頂きます。

スタッフから「カブト虫」の飼い方について説明をしました。

全員真剣に聞いています。(特に保護者の方々が真剣でした)

残念ながらカブト虫を採取出来なかった家族もいたり、3匹も採取した家族もいました。

全員にカブト虫を持って帰って頂けるようにスタッフが前日までに沢山のカブト虫を立田地区の山で採取していましたので、1家族当たり5〜7匹程度持ち帰って頂きました。

子供たちの嬉しそうな声を聞き、私たちの眠気や疲れも吹き飛びました。