龍王さんと大杉

       
 
                 
      

  三谷川の最源流、拘留孫岳中腹の大杉の横に大蛇を祀った祠があります。
  その昔、この地に大きな大きな大蛇が住んでいたそうです。 長楽寺七代目住職抜雲和尚が拘留孫岳中腹にある大杉の根元に石の唐戸を造り、念力をもってこの大蛇を小さなトカゲに変えて閉じ込めたそうです。
  篠立が大日照りで困った時はこの唐戸に祈願すると雨を降らしてくれるようになったので、これを「龍王さん」と呼ぶようになり、毎年4月3日にお酒と卵を持って詣でるようになった。
  現在でも毎年3月の最終日曜日に「龍王祭」として区長と組長が詣でています。
  また、立田小学校でも毎年秋に5、6年生が「龍王登山」として詣でています。

  龍王さんの大杉はいなべ市指定の天然記念物に指定されています。