山びこハイキング同好会



    2012年10月 8日(月・祝)    西山豪雨災害調査


先月9月18日の集中豪雨は立田地区にも大きな被害をもたらしました。

地区内を通る国道365号線も1日半に渡って通行止めになり積雪以外での通行止めは今までに記憶が有りません。

また、地域の西山を源流とする員弁川の被害も甚大で、いつまでたっても川の濁りが取れません。
「いったい西山はどのようになっているのだろう・・・?」 と、言う事で西山の篠立林道から龍王さんに立ち寄って、西山の源流を調査することにしました。

参加メンバーは隊長の守ちゃん、タケアキ、カズアリ、ウッチー、イクちゃん、Kimuchiの6名です。

早朝、長楽寺に集合して三谷川まで軽トラに乗って行きました。
まずは、三谷川から龍王さんに登り、龍王さん登山道の被害を調査しました。
この龍王さんは翌々週には立田小学校の5,6年生が竜王登山を行います。 また、本日午後にはPTAの役員さん達も下見の前の調査で登りました。
幸い、龍王さんの登山道はそれほどひどくは荒れていませんでしたが、所々にロープの張り替えはPTAの役員さんが行うそうです。

三谷川から篠立林道を歩きましたが、やはり所々崩れたり大規模崩壊しています。
とても車は通行する事が出来ません。 → 歩いても普通では無理なところもあります。

なんとか、西山の員弁川源流である細谷出会いまで行きました。

ひどい荒れ方です。 この源流には渓流魚のアマゴや三重県の天然記念物イワメも生息していましたが、それらを含めた生体反応が一切有りませんでした。 とても生き残れる状況では無いと言う事です。

今後、何人もこの地に足を入れる事は無くなると思いました。




9月18日の豪雨で
小学校北の国道365号線交差点に土砂が流れ込みました。


氾濫した員弁川です。 いつまでも濁りが消えません。
いったい上流の被害はどうなっているのだろう?


篠立林道のはんさん谷です。
ここは2009年の豪雨でも崩壊しましたが、今回はその10倍ぐらい
の規模で崩壊しています。
なんとか、谷の下まで降りてまた、向かいの林道まで上がりました。



員弁川と合流する細谷です。
完全に崩壊しています。
大きな杉の木の皮も土石流ではがれています。




大木もなぎ倒され流出しています。
また、河原の木々も土砂に埋まっています。 ヒドイ状況です。



大きな堰堤でここまでの土砂は何とかくい止めていますが、
土砂は2m以上堆積しています。
以前はこの堰堤の中央を歩く事ができましたが、もう歩けません!