この作品について
原作:
台本:作曲家自身
初演:1947年
現代的なアイテムである「電話」を題材にしたオペラとして注目されている。同じ電話を題材としたプーランク作曲の「人間の声」が悲劇であるのと対照的に、明るい喜劇である。
登場人物
- ルーシー/ソプラノ
電話好きの女性。 - ベン/バリトン
ルーシーの恋人。
あらすじ
第一幕……女性の部屋
女性の部屋に恋人の男性が訪れる。彼は、急に長旅に行かなければならなくなってしまったので、その前に彼女にプロポーズしようと来たのだが、ことごとく電話に邪魔される。女性は電話で話すのに夢中だし、電話はしじゅう鳴りっぱなし。しょうがなく彼は外に出て、自分も彼女に電話をかけてやっとのことでプロポーズを果たす。