日記帳


● 團伊玖磨:「舟唄(片恋)」 ●
2005-5/3(Tue)

今年度初の、名古屋オペラ協会のレッスンでした。
第1回目は「日本歌曲とオペラアリア」。
ソプラノのみんなが「夕鶴」のつうのアリアを歌う中、
1人寂しく(?)みんなが歌うのを聞いていました。

みんなが歌っていたのは、
つうが最後に与ひょうに別れを告げる歌で、
綺麗なメロディ満載、悲しい言葉満載の
非常にいい感じのアリアです。いいなぁ〜。

その後、私の番になり、歌ってくるように言われていた、
團伊玖磨の「舟唄(片恋)」を歌うことになりました。
余談ですが、私は「舟歌」と「片恋」の2曲だと思っていました。
学校の図書館の検索には「舟歌(初恋)」と書かれてたし。
Σ(゚Д゚) 間違ってるじゃん!

なにはともあれ、「舟唄」を歌いました。
意外と曲のテンポが速いのでまずびっくり。
でも、歌と伴奏が合うと、これまたいい曲だったんですよ。

ちなみに、歌詞はこの通り。

あかしやの金と赤とがちるぞえな
かはたれの秋の光にちるぞえな
片恋の薄着のねるのわがうれひ
曳舟の水のほとりをゆくころを
やはらかな君が吐息のちるぞえな
あかしやの金と赤とがちるぞえな

北原白秋の有名な詩らしいです。
なんだか、後腐れのない片恋って感じかな?というのが
私の個人的な解釈。
伴奏やメロディも、舟の上で歌ってる!的な感じたっぷりです。

音が上がっていくところで、少し声がうわずってしまうっぽい。
それを抑えれば、上手くいくことが判明。
次回からは気をつけよう。
なんだか、私のレッスンノート状態になってますね、日記。

「やはらかな」という言葉のところを思いっきり甘く歌うのが、
マイブームです。その後に「君が吐息の」なんて言われた日にゃあ、
ちょっと切ない感じですね!
…すいません、ちょっと舞い上がりすぎました。

さらに、ロングトーンで語尾を伸ばすところが多く、
これを上手く伸ばして、なおかつ消えていくように歌う、という
なかなか攻略のし甲斐がある曲です。いい曲です。

ところで、「散るぞえな」って、方言ですか…?

+ + + + HOME + + + + 月別リスト + + + +

CGI by たむたむ日記帳

【管理用】