日記帳


● 名古屋オペラ協会、活動凍結 ●
2005-3/8(Tue)

今週は暖かい日が多いようで、今日もなかなか暖かい日でした。
なのに、なぜか頭には鈍痛が。花粉のせい?!

で、夕方からはオペラ協会のレッスンがあったのですが、
(「ヘングレ」が終わったので自分たちの後期試験の練習です)
レッスンが始まる前に、すごい話を聞いてしまいました。

委員長である先生がお話しをしてくださったのですが、
今年3月末日をもって、オペラ協会のすべての活動を凍結することが決定されたそうです。
運営委員の先生たち全員で何度も話し合って決まったことだそうです。

この不景気の中(不景気じゃなくてもですが)、
オペラをするというのは非常にお金がかかるもので、
県からの助成金も万博のために減っているそうです。
そして、今回の本公演「じゅごん」でも赤字になってしまい、
赤字のまま運営して取り返しがつかなくなるよりも、
今の段階で活動を凍結して、時期を見て再開する、という手段を
とることに決定されました。

ですが、22期研修生だけは別で、2年間の研修期間が
あと1年残っているので、ちゃんと修了公演まで勉強できます。
ですが、会員や準会員、研修生の新規募集はしないそうです。
再開のめどは、誰にも予測できない状態です。

改めて、音楽というのは、言わば生活必需品ではないんだな、と思わさせられました。
衣食住などの、なければ生きていけない、というものではありません。
なくても、生命活動を維持することはできます。
「心の栄養」ではありますが、金銭的な余裕がないとそれにお金を回すことは出来ません。

これからの歌い手はどうすればいいのか。
お金を払ってでも見たい、と思えるような質を提供しなければなりません。
よく考えれば、当然のことです。
歌い手の商品は、声であり、心であり、技術です。
商品と言う言い方は適切ではないかもしれませんが、
経済的に考えると、商品にあてはまると思います。

その「商品」をどのように認めてもらうか、どうすれば買ってもらえるか、
それを真剣に考えなければいけないな、と思いました。
金銭的なことだけに走るのは嫌ですが、
歌を仕事にして生きていく以上は避けて通れない道です。

今の自分には、必死に自分自身を磨くことしかできません。
それはもどかしくもありますが、今やるべきことをしっかりやれば
きっと後でそれは自分に戻ってくると信じて、
突き進むしかありません。

今後どうなるか、誰にも分からない。
だけど、今、自分自身を磨くことなら、確実に出来る。
自分に出来うる、最高の「音楽」を求めて、
より一層努力しないといけないな、と自分に喝を入れているとこです。

さて、ここらでオチでも作っておかないと。
22期の後期試験は、ミニオペレッタ(小さい小さいオペラ)を
試演会という形でやる、というものですが、
私は2重唱で「おろかな嫁さま」というのをやっております。
んで、下のパートの私はおしゅうとめさま役なのですが、
今日見に来て下さった先生に「あなたはおしゅうと…男役?」
と言われてしまいました…
理由を聞いたら、「いや、歩き方が侍みたいだったから」と。

ΣΣ(゚д゚lll)ズガーン!! 侍と来たか!
実はここだけの話、「じゅごん」の時に衣装さんに、
「海賊より強そうね〜。海賊になる?」とか言われました!
やっぱ外股歩きはダメですか!善処します…(´・ω・`)

ですが、いくつか演技や歌のポイントを教えてもらえました。
疑問点もだいぶ解消されました。本番に向けてがんばるぞー!
なのに相方は今週から香港に旅行に行くそうです…
うらやますぃーって言うか、いつ合わせるのー。・゚・(ノД`)・゚・。

超怖いです。
上のパートがいないと、下のパートって歌いづらいんです。
いや、マジで。相方のNちゃん、早く帰ってきてね…
あ、お土産も忘れずにね…

+ + + + HOME + + + + 月別リスト + + + +

CGI by たむたむ日記帳

【管理用】