日記帳


● シューベルトの夕べに先立って ●
2005-1/11(Tue)

3連休が終わりましたね〜
世間は成人式だったんですね、よく考えると。
うちは成人した家族ばっかなんで、
成人の日があることすら忘れてました。
物覚えが悪いだけです、はい。

えぇ…今日は特筆するような出来事はないんですが、
2月に行なうコンサート、
「シューベルトの夕べ」に先立ちまして、
自分の思う所などを書いておこうと思った次第です。
書かなければいけないレポートは後回しですが(笑)

今回、このコンサートを開く理由は、2つあります。
1つ目は、以前から教会の牧師夫人に、
新しくしたクラビノーバ(電子ピアノですね)で、
コンサートを開いてほしい、という要望があって、
やっと時間的な余裕が出来たということ。

2つ目は、その牧師夫妻は今年の3月に
ドイツに帰国されるということなので、
そのお別れ会(?)も兼ねて、という意味もあります。

もちろん、私自身、このようなコンサートを開くのは初めてですし、
伴奏やチラシ作りなど、1人で全部やらなければならないので、
肉体的にも精神的にも、負担は少なからずあります。

ですが、この準備を嫌がってない自分がいるのも事実なんです。
歌の技術的なこと、ドイツ歌曲という大きい目標、
これらを前にして、果たして自分にはこれがこなせるのか、と
正直を言うと、不安だらけです。

ですが、私にしかできない演奏、私にしか出せない声、
私にしか表現できない感情というものが必ずある、と
心のどこかでなぜか確信出来るんです。

ドイツ歌曲をすばらしく歌う歌手は大勢います。
私の先生もその1人ですが、
私の演奏は、まだまだそういう大家たちの
演奏とは程遠いものだとは思います。

けれど、私は歌が歌いたい。

常に、こういう単純な欲求しか無いんです。
実を言うと。

私にとって、歌曲は究極の自己表現であり、
オペラは究極の自己破壊なんです。
悪い意味ではなく。

歌曲は常に、詩と自分を照らし合わせて表現し、
オペラの役は余分な自分を捨てて、その役になりきる。

なんだか論点がずれて来ましたね(;・∀・)失礼

まぁそんなこんなで、
私なりに着々と準備を進めています。
聞きに来てくださる人の心に響くような、
そんな歌を目指して日々努力しております。

問題なのは、選んだ曲のほとんどが
短調(暗い曲)であり、暗い歌詞であるということですか。
好きなんですよ…短調…

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