日記帳


● 歩き続ける。誰のために? ●
2004-12/7(Tue)

今日は2つの大きな出来事がありました。

1つは、学校にある楽譜屋さん、
「大関(おおぜき)」のおばあちゃんが亡くなったこと。
享年92歳、6日に亡くなったそうです。

このおばあちゃんは、先生たちが学生だったころからいて
(しかもその頃すでにおばあちゃんだったらしい)、
多くの学生・卒業生に親しまれていました。
どれくらいすごかったかと言うと、前学長のT先生を、下の名前で、
しかも「ちゃん」づけで呼ぶほどすごかったんです。

しかも、つい2日前の日曜日、「じゅごん」の稽古の後に、
指揮の池辺先生とお話した際に、
「大関のおばあちゃん、元気?僕がよろしく言ってたと伝えておいて」
と言われたばかりだったんです。

もう、よろしくと言えなくなってしまいました…

今年の4月か5月頃、K先生と一緒に大関に行った時に、
先生に「まぁ、一緒にいるのは男の子?」(私のことです)
と言っていました。

(゚Д゚;)…

先生が何度「いや、彼女、女ですから(笑)」と言っても、
「だってねぇ、顔も体型も一緒だしねぇ」と譲りませんでしたが…
(その後に先生がしっかり「彼女の方ががっしりしてますよ」
と言ったのも聞こえてましたが)

今となっては、この思い出が、唯一の思い出になってしまったんだなぁ…

お釣りの計算ができなかったけれど、
不思議と憎めないおばあちゃんでした。
きっと多くの人に愛されつつ、この世を去ったことと思います。

もう1つの大きな出来事は、「じゅごん」の稽古が終わったこと。
稽古着の浴衣ともおさらばです。

次に衣裳を着るのはゲネプロ、
本番と同じリハーサルの時に、本番の衣裳を着ける時です。

この半年、色々なことがありました。
壁にぶつかり、悩んだ時期。
何をやってもうまくいかなくて、泣くだけだった日々。
その時に、様々な方法で励まし、助けてくれた
多くの友人、先輩、先生方。

今までを振り返ってみて、私は本当に
恵まれた環境にいるんだな、と実感しました。

今日は2つのことが終わった。
それはきっと、明日へ向かって止まることなく歩け、
というメッセージなのかもしれませんね。

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