美しきパースの娘 / La jolie fille de Perth

この作品について

原作:ウォルター・スコットの小説『美しきパースの娘』
台本:ジュール=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュ ジュール・アドニス
初演:1867年12月26日

 第2幕と第4幕で歌われるアリア「セレナード」は、NHK「みんなのうた」において、石川皓也編曲・海野洋司作詞により「小さな木の実」の名で放送された。後に、第2幕のロスシー伯爵とキャサリン(に成りすましたマブ)との二重唱の伴奏部分をエルネスト・ギローが編曲・転用した「メヌエット」は、原曲とは大きく異なる。
 現在、この2曲のみがよく知られている箇所である。

登場人物

あらすじ

 14世紀、内乱期のスコットランドの首都パースが舞台。婚約を間近に控えたキャサリンとヘンリーが、些細なトラブルが元で互いに不貞を働いたと誤解してしまうという愛憎劇。二人のいさかいは領主やジプシーの女王らを巻き込んで一大事となってしまうが、最後は誤解が解けて結ばれる。