Una donna a quindici anni


女も15になったら

モーツァルト作曲:オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」より:デスピーナのアリア
〜W.A.Mozart:Opera“Così fan tutte”:Aria di Despina〜


Una donna a quindici anni女も15歳になったら、
dee saper ogni gran moda,様々な流儀を知っていなければなりません。
dove il diavolo ha la coda,どうすればうまく事が運ぶか、とか
cosa è bene e mal cos'è;何が善で何が悪か、とか
dee saper le maliziette相手を好きにさせる駆け引きを
che innamorano gli amanti,知っていなければなりません。
finger riso, finger pianti,お愛想笑いや、空涙や、
inventar i bei perchè.うまい言い訳を考えるとか。
          
Dee in un momento dar retta a cento;同時に100人の男たちの話を聞き分け、
colle pupille parlar con mille,目くばせで1000人の男たちと語り、
dar speme a tutti, sien belli o brutti,男前にも醜男にもその気にさせ、
saper nascondersi senza confondersi,知らんふりして本心を偽り、
senza arrossire saper mentire恥ずかしがらずに嘘をつくのですよ。
e, qual regina dall'alto soglio,そして、まるで女王さまのように、王座から、
col “posso e voglio”『出来るのならしたいわ。』と
farsi ubbidir.従わせるのです。
          
(Par ch'abbian gusto di tal dottrina;(私の入れ知恵が気に入ったらしいわ。
viva Despina che sa servir!)デスピーナ、お前は本当に役に立つのね!)

デスピーナが堅物姉妹を遊ばせようとするアリア。
歌い出しが「ウ・ナ・ド〜ンナ♪」と始まるので
通称「うな丼」と呼ばれているとかいないとか。