Stridono Lassù


鳥の歌

レオンカヴァッロ作曲:オペラ「道化師」より:ネッダのアリア
〜R.Leoncavallo:Opera“I Pagliacci”:Aria di Nedda〜


Stridono lassù,大空で小鳥たちは
liberamente lanciati a vol,自由にさえずり、
a vol come frecce, gli augel.矢のように飛び交う。
Disfidano le nubi e'l sol cocente,雲にも、焼きつく太陽にも挑戦して
e vanno per le vie del ciel.大空に向かってつき進んでいく。
          
Lasciateli vagar per l'atmosfera彼らを大空に雄飛させておきましょう、
questi assetati d'azzuro e di splendor:彼らは青空と輝きに渇望しているのだから!
seguono anch'essi un sogno, una chimera,彼らも夢と幻想を追って
e vanno fra le nubi d'or!黄金の雲の中に飛んでいく!
          
Che incalzi il vento e latri la tempesta,たとえ風が逆らい、嵐がうなっても
con l'ali aperte san tutto sfidar;翼を大きく広げてそれに向かって行く。
la pioggia, i lampi, nulla mai li arresta,雨も稲妻も、何ものも止められることはできず、
e vanno, sugli abissi e i mar.谷間や海を渡って行く。
          
Vanno laggiù verso un paese stranoおそらく夢に描いた見知らぬ国を
che sognan forse e che cercano invan.探しに行くのだ。でも、無駄なこと。
Mai i boemi del ciel seguon l'arcano空のジプシーたちは、彼らを導く
poter che li sospinge...e van...evan!不思議な力に従って飛んでいく!飛んでいく!

「道化師」の中の唯一の女声のアリア。
流れるようなメロディとオーケストラが見事に調和している。
この曲のピアノ伴奏を弾くのは、なかなか至難の業です。
これを急遽レッスンで弾くことになったときは死ぬかと思いました。
結局、初見で弾きました…弾けないよ!ヽ(`Д´)ノウワァン