O Lola, bianca come fior


花のように白きローラよ

マスカーニ作曲:オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より:トゥリッドゥのアリア
〜P.Mascagni:Opera“Cavalleria Rusticana”:Aria di Turiddu〜


O Lola, bianca come fior di spino,茨の花のように、白きローラよ、
quando t'affacci tu, s'affaccia il sole;お前がその姿を見せると、太陽が現れたようだ。
chi t'ha baciato il labbro porporinoお前のその燃える紅色の唇に口づけした者は、
grazia più bella a Dio chieder non vole.神に、それ以上の恵みを求めはしない。
          
C'è scritto sangue sopra la tua porta,お前の扉の上には血が塗られているが、
ma di restarci a me non me n'importa;俺にとってそこに留まることは、問題ではない。
de per te muoio e vado in paradiso,たとえ、お前のために死んで天国に行くとしても、
non c'entro se non vedo il tuo bel viso.お前に会えないのなら、俺には意味のないことだ。

※旧約聖書より:エジプトに奴隷に捕われていたイスラエルの民を
助け出すために神が初子を討つと言われたとき、家の扉の鴨居と柱に
子羊の血を塗り、その家の中に留まれば、災いがその家を過ぎ越される
(=初子は殺さない)と約束されたことから。
時々「お前の家の戸口に地を撒き散らして死んだとしても」と訳されている
場合があるが、誤訳である。