Nacqui all'affanno


悲しみと涙のうちに生まれて

ロッシーニ作曲:オペラ「チェネレントラ」より:チェネレントラのアリア
〜G.Rossini:Opera“Cenerentola”:Aria di Cenerentola〜


Nacqui all'affanno, al pianto,悲しみと涙のうちに生まれて
soggri tacendo il core;じっと黙って耐え忍びましたが、
ma per soave incantoうっとりするような魔法によって
dell'eta mia nel fiore,私の年頃の花盛りに
come un baleno rapidoさっと稲妻が射すように
la sorte mia cangiò.私の運命は一変しました。
          
No, no; tergete il ciglio,いいえ、どうか涙をお拭きになって。
perchè tremar, perchè?どうして震えるのです?
A questo sen volate;この胸に飛んでいらっしゃい。
figlia, sorella, amica,娘です、妹です、友だちです。
tutto trovate in me.私はそれ以外の何者でもありません。
          
Non più mesta accanto al fuocoもう炉端でひとり悲しげに
staro sola a gorgheggiar.おずおず歌っていたりしないでしょう。
Ah, fu un lampo, un sogno, un gioco私の長い苦しみも、ああ、
il mio lungo palpitar.一瞬のことに、夢に、戯れになりました。

メゾ・ソプラノのコロラトゥーラアリア。
さすがロッシーニ、転がりまくってます。