Mi chiamano Mimì


私の名はミミ

プッチーニ作曲:オペラ「ラ・ボエーム」より:ミミのアリア
〜G.Puccini:Opera“La Bohème”:Aria di Mimi〜


Mi chiamano Mimì,
ma il mio nome è Lucia.
La storia mia è breve.
A tela o a seta
ricamo in casa e fuori...
Son tranquilla e lieta
ed è mio svago far gigli e rose.
Mi piaccion quelle cose
che han si dolce marlia,
che parlano d'amor, di primavere,
che parlano di sogni e di chimere,
quelle cose che han nome poesia...
Lei m'intende?

Mi chiamano Mimì,
il perchè non so.
Sola, mi fo il pranzo da me stessa.
Non vado sempre a messa,
ma prego assai il Signor.
Vivo sola, soletta...
là in una bianca cameretta:
guardo sui tetti e in cielo;

ma quando vien lo sgelo
il primo sole è mio
il primo bacio dell'aprile è mio!
Germoglia in un vaso una rosa...
Foglia a foglia la spio!
Così gentile il profumo d'un fiore!
Ma i fior ch'io faccio, ahime!
non hanno odore.

Altro di me non le saprei narrare.
Sono la sua vicina
cha la vien fuori d'ora a importunare.

人は私をミミと呼びます。
でも、私の名前はルチアです。
私の身の上話は簡単です。
リンネルや絹の布地に
家や外で刺繍するのです…
私は心安らかで、幸せです。
そして、私の楽しみは、ユリやバラを創ることです。
私はそんなことが好きなのです。
甘くこんなにも優しい魔法の力を持ち、
愛を、青春を、
夢を、そして空想を語ってくれる
詩という名前を持ったものが…
あなたならおわかりでしょう?

人は私をミミと呼びます。
でもなぜかは知りません。
ひとりぼっちで食事をします。
毎日ミサに行くわけではありませんが、
神様にはいつもお祈りを捧げています。
たった一人で暮らしています。
あの、小さな白い部屋で。
そこから街並みや、大空を眺めているのです。

そして、雪どけの季節がやって来ると、
最初の太陽は、私のもの、
春の最初の口づけは、私のものなのです!
鉢植えのバラが芽をふき、
それが少しずつ育っていくのをうかがうのです!
なんて優しいんでしょう、花の香りは!
でも私の創る花は、ああ、残念なことに、
香りがないのです。

私のことでお話しできることは、もうありません。
私は、時々あなたのお仕事のお邪魔をする、
近所の住民です。