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絵日記 4月 5月 6月 7月 8月 9月
観察日記を書く前に知っておきたいこと − 器官名

子葉(しよう)・・・
最初にできる葉のこと。子葉は種子の中で形成され、発芽と同時に開きます。ひまわりは、2枚の子葉ができるので双子葉植物(そうしようしょくぶつ)の分類に入ります。写真1でいうと、一番下にある2枚の葉っぱが子葉です。子葉の数は、植物によって異なります。
茎(くき)・・・
成長するにつれて分岐し、葉や花をつける器官。茎の中には導管(どうかん)があり、根から吸収した養分や水分を上に送る働きをしています。
葉(は)・・・
光合成や呼吸・水分の蒸散などの重要な働きをする器官。ひまわりは、太陽の動きとあわせて東→南→西とまわり、葉を広げて有効的に光合成をします。
写真1


蕾(つぼみ)・・・
写真2のように、花がまだ咲き開いていない状態をいう。
花序(かじょ)・・・
花をつける茎の部分の総称。又は茎につく花の状態をいう。
頭状花序(とうじょうかじょ)・・・
花のつき方(花序)などを分類したものの一つで、頭花ともいう。花が円盤状に広がり中央に小さな柄のない花をつける。無限花序(むげんかじょ)の一つで、ヒマワリは、外側の花から内側の花へと順次咲いていくタイプ。
総苞(そうほう)・・・
花序にでる多数密生した包葉(ほうよう)の集まり。それぞれの包葉を総苞片(そうほうへん)という。写真2でいえば、蕾の周りに先端が細くとがっているものがいくつもありますが、そのすべてがそれぞれ総苞片。蕾をおおって花を保護している。
写真2


花冠(かかん)・・・
複数の花びらで構成されている。
花弁(かべん)・・・
花びらのこと。
舌状花(ぜつじょうか)・・・
キク科植物の頭花の周辺花に見られる花弁。写真3でいえば、外側にある大きな黄色い花びらが舌状花です。又それぞれの舌状花を総称して舌状花冠(ぜつじょうかかん)という。
管状花(かんじょうか)・・・
キク科植物によく見られるもので、花冠が筒状になった花。筒状花(とうじょうか)ともいう。舌状花が咲き開いた後、外側から中心へと順次咲いていく。写真4の舌状花の内側に見られるものが管状花。枯れると種と分離して落ちる。
写真3


雄しべ(おしべ)・・・
糸のように細長い花糸(かし)とその先端にある葯(やく)で構成されています。葯の中で花粉が作られ、成熟すると葯が破れて、花粉が出ます。
雌しべ(めしべ)・・・
子房(しぼう)・花柱(かちゅう)・柱頭(ちゅうとう)で構成されている。柱頭は雌しべの先端にあり、花粉がつきやすいように粘液を出す。花柱は雌しべの中央にあり、柱頭から子房へ花粉を届けるための花粉管がある。子房は雌しべの下部にあり、種子を作る器官です。子房の中で胚珠(はいしゅ)ができ、受精すると胚珠は成長し種子となる。
写真4


参考:国語大辞典(小学館)